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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter97 『共に。』 97-8


(愛すべき国にかけられた、やっかいな呪いを思い。 唇を噛んだ。)

「俺は、“鍵”を、夏樹を守るって、決めたんだ。」

「あいつと一緒に。

“闇”と“鍵”、“時の欠片”の謎を解くまで。」

「この地上で。 共に、戦うつもりだ。」

(強い水色の瞳の輝きに、ミイは、答えた。)

「・・うん。」

「わたしも。」

「おばあちゃんの・・。 大巫女さまの、占い通りなんて、信じない。」

(瞳を細め、ミイは。 甦り始めている遠い異国の地での記憶を
思い浮かべた。)

【・・地上と空は、“闇”に支配され。】

【“光”の力は消える。 太陽と月は、“闇”に覆われ、】

【“世界”は、“終焉”を迎えるじゃろう・・。】

(大巫女の占いは、違えないと、ミイにはわかっていた。 だが、納得できない。)

「わたしが、占うから。」

「きっと、素敵な未来が来るって。」

「占うから。 待ってて。」

(ミイには、まだ未来を読む力はなかった。 けれど、押し寄せる不安を、希望に



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