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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter97 『共に。』 97-92
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【ガァァァァーッ!】
ザブンッ・・ ザザザーッ!
ガッ ザンッ ザシュッ・・!
(まるで、波のように押し寄せる、無数の“闇”を、ソラは、
巨大な剣で、切り払った。)
「この・・っ! あああっ!」
「はぁっ、はぁっ。 なんて数だよっ!」
「ミイ、“欠片”をしっかり持てよ。 夏樹は、無事かっ?」
(ソラは、なだれ来る“闇”を倒しながら。 “時の欠片”を大事に取り集め。
“闇”の飛沫が舞う、中空を鋭い水色の視線で見た。)
「うんっ!/// ソラ、あそこっ!///」
(ミイは、ソラにしがみつきながら。 輝く“時の欠片”たちを胸に抱いた。
高く押し寄せる“闇”の向こうに、夏樹が。 きらきら光る、光の魔法を受け。
姿は見えずとも、フェルゼンの悪しき気配を、異空間の向こうへ押しやったのを感じた。)
「やったなっ、夏樹!」
「こいつらはっ、俺に任せろ・・っ!」
「《闇の力を秘めし鍵》」
「《解き放て》」
「《精霊の火》・・!」
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