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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-113


(佐織は、紫苑の肩をポンとたたくと。 その場から腰を上げた。)

「そうね。」

(チイも賛成し、皆立ち上がった。)

「・・え///」

「大丈夫。 時々、見にくる。」

(ソラはそう言い、水色の瞳を煌めかせた。)

ガチャッ・・ キイッ

(皆めいめいに、お菓子やジュースを手に取ると、ドアの外へ出た。)

「ピュア。 さっきの“闇の魔術”、分かったか・・?」

「はいですっv やはり“禁断の魔法”の一つです・・。」

「詳しいことはわかりませんが。」

「術者は・・、かの異国からの使者かと・・。」

(ドアの向こうに遠ざかる皆の足音と声が。 賑やかな気配が。
ふいに、皆が出て、閉じられたドアで遮断された。)

・・バタンッ

(紫苑は部屋に残り。 突然変わった、部屋の空気に。
息をのみ。 瞬いた。)

「・・・。」

(静かな夜が包みこむ部屋で。 紫苑はゆっくりと、視線を動かし。)



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