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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter98 『境界』 98-25
「うめ〜っ!///」
(勢いよく席についたソラは、豪快にがつがつと食べ始めた。)
「ソラっ/// こぼしてるよっ。」
(ミイはソラのティーシャツの胸元を拭いた。)
「(ん?) 夏樹、食べないのか〜?」
(ソラは頬張り。 嬉しそうに笑っていた。)
「・・・。」
カチャンッ
(ソラの運んだ料理に、一口。 手を伸ばそうと、握ったフォークを、
夏樹は取り皿の上に置いた。)
(食欲があったはずなのに。 何かが胸につかえるようで、手が出ない。)
「くすくすっ。 ソラが隣でそんなに食べてるから。」
「見てて満腹だよ。」
(水色の瞳は輝き。 面白そうに、きらきら揺れ。 夏樹の肩を大きな腕で抱いた。)
「大丈夫。 素直に喜べよ。」
「“闇化”は止まったんだ。」
「もしもの時は、俺の魔法に任せろ!」
(ソラは夏樹の肩に腕をかけ。 白く透き通る。 夏樹の顔の前で、
グッドサインをかかげた。)
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