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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter98 『境界』 98-26
「そうだな。」
(夏樹は、強くうなずいた。)
「ミイさま〜♪ ソラさま〜v/// 新しくv可愛らしいケーキが来ましたです〜♪」
(目移りするほど、カラフルなケーキが並ぶデザートコーナーで、
ピュアは菖蒲と並び。 こちらに向かい、大きく手を振っていた。)
「あ、菖蒲もいる。 くっくっ。 すごい嬉しそうだな。」
(夏樹は思わず笑った。)
「ほんとっ♪ ピュアちゃん〜/// 行く行くっ///」
(ミイは勢いよく席を立ち、二人の元へ向かった。)
「見に行く?」
(夏樹は、隣の席で。 そわそわした様子の紫苑に、声をかけた。)
「/// うん。」
(夏樹が席を立ち、一緒に行こうとしてくれたので。 紫苑はたまらなく、
嬉しくなった。)
キイッ カタタッ
『・・夏樹くん。 甘いもの苦手なのに・・///』
(賑やかな笑い声や、幸せそうな顔。 小さな子供を連れた、家族。 若い恋人や老夫婦。
楽しげな人々の輪の中に。 夏樹も加わった。)
「楽しいね。」
(人波に、もまれそうになりながら。 紫苑は、嬉しさに頬を染め。 熱気の中、
夏樹を見上げた。)
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