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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-33


(夏樹は笑い、言い返した。)

「この前、僕が赤点で。 補習を受けたこと。 笑ったから、

僕も言ってみただけだよ。」

(くすくす笑う夏樹を、ソラは背中からがっちり掴んだ。)

「このやろっ。 このっ!///」

「紫苑ちゃん、どれ?」

(二人は笑いながら、紫苑を見た。)

「ふぇっ/// ・・えっと・・。」

「あの・・クマが・・いいかな。」

(紫苑はためらいつつも。 どうやら止められない状況に、答えた。)

「レディー・・・。」

「ゴー!」

(駆の合図で、ソラは再び。 ユーフォーキャッチャーに向き合っていた。)

(楽しげな音楽が流れる中。 夏樹は笑い、余裕を見せ。
ソラに先手を譲った。)

「あ〜っ!;;」

「あ〜っ///」

(ソラの操作したアームは、すんでのところで、クマを取り落した。)

『僕も、願ってもいいだろうか・・?』



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