HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-34


(軽快な音楽が響き。 今度は夏樹が、ボタンを押した。)

(絶妙な感覚で、アームは可愛らしいクマのぬいぐるみを拾い上げ。)

「あっ///」

(一発で、ころころと。 出口から顔を見せた。)

「はい。」

(夏樹は笑顔で、紫苑の両手の上に。 クマをのせた。)

『!/// わぁっ///』

「ありがとうっ! 夏樹くんっ///」

(紫苑は幸せそうに、両手でクマを抱きしめた。)

「僕の勝ちだね。」

(あまりにあっさりと、勝負がついたので。 ソラは思わず、口を開け。
感心した。)

「あ・・、あっはっはっ!///」

「負けたっ!///」

(夏樹が得意そうな笑顔を見せたので。 ソラは面白くなり。
お腹を抱えて笑った。)

(見守っていた、佐織とチイも。 物珍しそうに、様子を見つめた。)

「意外ね・・。」

「負けず嫌いなのよ二人とも。」



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ