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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-6


(思わず、白い両腕が顔を覆った。)

「・・・。」

(夏樹は、何かをこらえ、深く息を吸った。)

「・・夏樹くん。 眠いの?」

「少し休んでからにしよう。」

(紫苑は、ベッド横に寄り添い。 そっと、顔をのぞき、声をかける。)

「んん・・。」

(夏樹は、わずかに首を振ったようだ。)

ぽすっ

「ほ〜んとv ふかふかでっすねv///」

(ピュアはかまわず、夏樹の足元のベッド上に、ぽんと飛び乗り。 続いて、ソラが、
夏樹の隣に、横からダイブした。)

ぼすっ!

「夏樹〜っ、寝ちゃったのか〜? ディナー♪ ディナー♪」

(ソラは、顔を覆う、夏樹の白い腕や。 背中を、隣に寝ころびつついた。)

「その前にっ、露天風呂でしょ〜!」

(ミイは、ぽんっと。 ソラの反対側から、夏樹のいるベッドにひじをつき、
ソラに抗議した。)

「ミイと入りたくないもんっ。」



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