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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter98 『境界』 98-7
「///!///・・っ!///なんですって〜っ!///;;」
(ソラとミイは、寝ころんでいる夏樹をはさんで。 激しくつかみ合い、言い合った。)
「(むき〜っ!///)」
「あっはっはっ! ちっちぇ〜っ、届かないもんね〜っだ。」
(夏樹のことをお構いなしで、頭上で騒ぎ立てるソラに、春人は、あきれ顔で。
水色の、鮮やかな髪の頭を、思い切り手で押し込んだ。)
「でっ///;」
「ちっとは、大人しくしてろっ。 お前らなぁ・・。 寝れねーだろうがっ。」
(いくつもベッドが並ぶ、広い部屋の中で。 なぜか、横になった夏樹の周りに、
全員が、暑苦しくぎゅっと固まっていた。 遊び足りなくて、誘い出しているようだ。)
「くっくっくっ。」
(こらえ切れず、夏樹は笑い出した。)
『“闇”がないとこうだ。』
『こんなに間近に、みんなを感じられる。』
『嬉しい・・。』
(夏樹は、力をこめて、起き上がった。)
「・・、ううん。」
「もったいなくて、寝てられない。」
(深い紺色の瞳は、喜びに輝いた。)
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