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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-61


「せめて皆といる間だけでも。 身体を休ませろよ。 また、思い切り戦おうぜ。」

(気を取り直すとばかりに、ソラは両手をたたき。 皆をうながした。)

「うっし。 風呂風呂!」

「さ〜て、混浴かな♪」

(スキップをし、露天風呂の方に向かおうとするソラに。 女性陣が一同につっこんだ。

「なにっ!///」

「///なんですって〜!///;」

(意気揚々と、先に行こうとするソラの。 首根っこを、春人がつかみ。
明るい水色の髪の脳天を。 こぶしでぐりぐりと押し込んだ。)

「いででっ///;」

「てめぇ。 こっちへ来いっ! ふとどき者めっ!」

(春人とソラのもみ合いに、駆は笑った。)

「くっ。 あっはっは!」

(駆とソラは、夏樹の背中を押した。)

「行こうぜ。」

(夏樹は微笑み、前方を見た。)

「行ってらっしゃいませ。 夏樹様」

(菖蒲に送り出され。 夏樹はうなずいた。)

「・・うん。」



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