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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter98 『境界』 98-75


「はいですっv 温かいのは初めてですv エアリエルでも海で遊ぶですv

明日も楽しみです〜っv///」

「ありがとう佐織さんっ///」

(ミイも微笑んだ。)

(紫苑とチイは、一足先に、温かな湯船につかっていた。)

パシャッ・・

「紫苑。 少し、髪が伸びたね。」

「まとめてるのも、似合うけれど。 少し変わったみたい。」

「・・、そうかな?」

「うん。 そうね。 それだけじゃない。」

「やっぱり、綺麗になった。」

(可愛らしい丸い小さなチイの顔が、嬉しそうにほころんだ。)

「え?」

(紫苑は驚き、瞬いた。)

「応援しているからね。 紫苑。」

『・・!///』

「・・チイちゃん・・。 ありがとう。」

(紫苑はまだ、夏樹に思いを告げるべきか。 迷っていた。)



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