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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter99 『決意』 99-78
(突然、歓声が響いた。)
「可愛いっ!!」
「かわいいです〜っ!///」
「ミイさまっv しおんさまっv」
(水着に着替えたミイと、紫苑は、躊躇いがちに、砂浜に足を踏み入れた。)
サァァァーッ
(海風が流れ。 ミイの鮮やかな、ビキニの上に、オレンジ色とピンク色の
グラデーションのパレオが華やかに揺れ。)
(小柄なミイの、オレンジ色の髪によく合い。 太陽の光が、透けるように鮮やかに
照らした。 海辺が良く似合い、可愛らしい。)
ザザザザーンッ・・
(海風と、波音。 歓声が混じる中、紫苑は頬を染め。 白い砂浜を歩いた。)
「/// やっぱり、恥ずかしいな・・っ///」
(三段フリルの胸元から、腰まで隠れる。 レースの様な白く長いタンクトップを
着たままだったが。 白さが映え。 大きなレースから時折覗く、鮮やかな色の水着が
よく似合っていた。)
(紫苑は躊躇いつつ、夏樹のそばに戻って来た。)
ザザーンッ・・
(夏樹は、しばらく言葉に出来ず。 そばに立つ紫苑を見て、瞬いた。)
「・・くっ、なんて顔してんだよ。 夏樹///」
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