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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】
Chapter99 『決意』 99-80
「え?」
「・・・。」
「きっと、願ったらいけないことかもしれない。」
「紫苑さんは?」
(言葉にすることを、躊躇う夏樹に、紫苑は寄り添った。)
「わたしも・・。」
「くすっ・・///」
「夏樹くんと、同じだよ。」
(二人は並んで、海を見た。)
ザザザザーンッ・・
(パラソルの下から、鮮やかなタンクトップとグラデーションのショートパンツ姿の
千波が、皆に飲み物を差し出した。)
「みんな〜っ♪ こっち向いて〜っ!」
「はいっ、チーズ♪」
パシャッ
(ミイの合図に、皆写真を撮り合った。)
「/// ちょっと駆っ! 何してんのよっ・・。」
(駆は突然、勢いよく打ち寄せる波に向かい、走り出したかと思うと。
海に飛び込み。 今度は、急に。 浜辺にいる皆に向かい、仁王立ちして
海の中に立った。)
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