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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter99 『決意』 99-82


(答えないと離さないと観念した佐織は、小さな声で、答えた。)

「・・っ/// 嫌いじゃないわよ・・。」

(YESと受け止めた駆は、男性陣に向かい、ガッツポーズをした。)

「YES!」

(ざわついていた浜辺の皆は、手を叩いて祝福した。)

「(ヒュー ヒュー!)」

(ソラは喜び。 菖蒲はむせた。)

「(ごほっ)/// 大胆ですね。」

(千波から、冷たい飲み物を受け取った春人が、菖蒲に手渡した。)

「俺らしか、聞いてねーよ。」

「安心しろ、プライベートビーチだ。」

(春人は言い、冷たいジュースで喉を潤した。)

「千波。 ここは誰も襲ってこねー。」

「菖蒲も、安心して楽しめよ。」

(千波は、頷き。 パラソルの下で、夏樹たちを見た。)

「ええ。」

(菖蒲は、千波に声をかけた。)

「聖様のこと、心配ですね。」



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