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Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter99 『決意』 99-84


「! なに、他人ごとみたいに言ってんだよ。」

「お前もいけって。」

(駆は、夏樹を紫苑の方に、うながした。)

ザザーンッ

『夏樹が、紫苑と幸せになりますように。』

(青空の下、駆は願った。)

「紫苑っ。 可愛いっ。」

「(雨宮くんさ。 紫苑に釘づけじゃない?)」

(佐織は囁き、紫苑を肘でつついた。)

「///佐織ちゃん・・。 駆くん、良かったね。」

(紫苑は、自分の気持ちを伝えるのも、ままならずにいたが。 佐織のことを喜び、
頬を染めた。)

「・・紫苑・・。」

「この子はもぅ〜っ! かわいいっ!///」

(佐織は、紫苑を抱きしめ、青空の下。 笑った。)

『紫苑が、恋を叶えますように。』

ザザーンッ

(春人は、海ではしゃぐ皆を眺め。 ほっと、腕を組み。 目を閉じた。)



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