HOMENovel

Novel 【* Fragment of Time * 時の欠片の道しるべ * 空と夏樹の物語】

Chapter99 『決意』 99-89


「それを、ソラさまも、望んでいらっしゃる。」

「けれど・・。 それは、魔女の“呪い”の成就と。 世界の終わりを意味します。」

(真剣なピュアの瞳に、ミイは。 唇をきゅっと結んだ。)

チリッ

「ミイさまv 綺麗なペンダントですねv」

(ピュアは、ミイを励ました。)

「うん。 夏祭りの日に、ソラが買ってくれたの。」

「エアリエル国の、花祭りの、ペンダントのおまじないに似てるでしょう・・。」

「“アイオライト”と“アパタイト”」

「“鎮める力”と、“絆を強め、引き寄せる力”」

「2つの石の組み合わせの意味は・・。 “行く道を導く。”」

(ミイは、胸元に光るペンダントに願いを込めて、微笑んだ。)

「ミイ〜〜!」

「ちっちゃいところも、好きだ〜〜〜っ!!!」

(ソラは、波打ち際から、海に向かい叫んだ。)

「!/// ソラっ!/////////」

(ソラは逃げ、ミイは追いかけ。 二人は波打ち際を走った。)

「ははっ。 心配するなよ、二人とも。」



『 次ページへ 』 『 前ページへ 』
このページのトップへ